2008年9月10日水曜日

フラット化する世界



















読み始めた日: 2008-07-24
読み終わった日: 2008-08-07
Amazonリンク: フラット化する世界 [増補改訂版] (上)

読み始めた日: 2008-08-08
読み終わった日: 2008-09-09
Amazonリンク: フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

1ヶ月半ほどかけて上下巻読み終わりました。
今回は会社の図書館で借りました。4200円浮いた。助かります。

圧倒的な情報量です。現在の世界の状況がよくわかります。
梅田さんのWeb2.0本は考え方とか心構えについての話が多かったですが、
この本は著者が世界中を回ってインタビューした内容を元に、実際に起こっていることをリアルに説明してくれます。
両方とも読むべきです。

今後世界がフラット化していく中で、どのような考え方でどのように振る舞えばよいかについて非常に考えさせられました。
子供が高校生くらいになったら読ませたいと思います。

以下、読みながらメモしたことを転載。

○ 参加の構造
テレビでコービー・ブライアントをみるよりも、ゲームでコービーを動かす方がおもしろい

○ Y2Kのおかげでインドが認められた
最初は単純なアウトソーシングから

○ 中国の古いマネージャと新しいマネージャ
古い人は市場に対応しない 役人上がり
新しい人は何でも試そうとする 企業家精神が旺盛すぎる
ちょうどいいマネージャがいない

○ UPSが東芝のパソコンを修理している
サプライチェーンに入り込んでいる

○アルカイダもフラットな世界を活用してサプライチェーンを構築している

○天安門事件から15年後の日、メールに"6""4"を含んだものは全てブロックされた(天安門事件は1989年の6月4日)

○ フラット化していない地域の子供たちの死ぬ確率はフラット化している地域の10倍
南アフリカの一地域では妊婦の1/3がHIV陽性

○国民からの税金に頼らない国は国民を成長させようとしない

○日本の(過去の)詰め込み教育をビルゲイツが賞賛していた

○イマジネーションはコモデティ化しない
楽観的で前向きなイマジネーション

○権威がボトムアップである環境では、正しい道しるべがうまれる
子供が丘の上の大きな屋敷に住む人をみて、
インドのイスラム教徒「お父さん、いつかああいう人になるよ」
パキスタンのイスラム教徒「いつかあいつを殺してやる」

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