2009年2月1日日曜日

AVCHDビデオカメラ(iVIS HF11)で撮影した映像を iPhoto で管理する(その1)

HF11で撮影した映像ですが、ブルーレイレコーダ持ってないので、リビングに置いてある iMac で保存・管理したいと思います。
データは HDD に保存、バックアップは TimeMachine にお任せです。撮ったビデオは iMac のディスプレイで見ます。

…ということで、最も自然だと思われるワークフローを試してみました。
カメラ内部のAVCHDフォーマットのファイル(.m2ts)はそのままコピーしても Mac で読めない(※1)ので、Mac で読める形式に変換する必要があります。
おそらく画質とサイズのバランスが一番良いのは MPEG-4ムービーファイル(映像 codec は H.264)だと思うので、その方向で。
Apple 謹製のアプリでやろうとすると、おそらく以下の手順になるでしょう。

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[1] カメラを USB で iMac に接続し、iMovie で取り込み
iMovie 立ち上げてカメラをつなげば、自動的にカメラ内の映像をリストアップしてくれます。「すべてを読み込む」で全部読み込めばOK。
読み込みの際に、最大(1920x1080)にするか、大(960x540)にするかを聞かれますが、iMovie のおすすめに従って「大」で取り込んでみました。

[2] 取り込んだ映像をプロジェクトに登録し、「大」サイズでムービーを書き出し
メニューの、「共有」 > 「ムービーを書き出す…」で、
「大サイズ」を選択して書き出します(※2)。
ファイル名は、日付と時刻がわかるようにしておくと良いでしょう(※3)。
拡張子は .m4v になるはずです。

[3] 書き出されたファイルを iPhoto に登録
iPhoto を起動して書き出したムービーをドラッグ&ドロップで放り込みます。
ダブルクリックすると iTunes に登録されちゃうので注意。
ファイルはしかるべき場所にコピーされるので、登録できたら元のファイルは削除しても大丈夫。
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[1] だけで終わりにして、以降 iMovie で全ての映像を管理しても良いのですが、
ビデオ映像も写真と一緒に iPhoto で管理した方が見るときに便利だし、iMovie が扱うファイルフォーマットはデータ量が大きい(※4)ので、HDDがもったいないです。

ちなみに、[2]で書き出した「大」サイズのムービー(.m4v)は、1時間あたりおよそ 1.76GB 程度の大きさ(ビットレートでいうと4Mbps)なので、元の AVCHD フォーマットのファイルサイズと比較して 1/4 くらいになるはずです(※5)。
(解像度も 1920x1080 → 960x540 で 1/4 になっちゃいますが…)
iMovie さんがおすすめしてくれたとおり、普通はこの画質で十分だと思います。
(そもそもウチの iMac の解像度は 1680x1050)


いちおう、これで解決、なのですが、
それでもやっぱり何とかしたいなあと思う点が2つほど。

[1] 途中で iMovie を経由するので時間がかかる。
iMovie が使用する中間フォーマットを経由するので、フォーマット変換が2回必要になります。特に、取り込みに時間がかかるのが嫌。

[2] 960x540ってどうよ?
まあ、十分きれいなんですが、せっかくカメラがフルHD(1920x1080)で撮影しているのに、1/4 の解像度になっちゃうのはもったいない気が。

ということで、次は、カメラで撮影した AVCHD ファイルを、できるだけ手間をかけずに 1920x1080 の MPEG-4(H.264) に変換する方法について考えたいと思います。

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(※1)

VLC media playerなどを使えば直接見ることができますが、めんどくさいです。

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(※2)

ここで「大サイズ」を選択したときのパラメータは、おおよそ以下の通りのようです。
映像codec: H.264
画面解像度: 960x540
フレームレート: 30fps
ビットレート: 約4Mbps

HF11 の場合、FXP(高画質+)モードのビットレートが約17Mbpsですので、ざっくり1/4。映像 codec はどちらも H.264 です。
画質を落とさずに、解像度だけ 1/4 になった感じでしょうか。

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(※3)

HF11 の場合、カメラ内の AVCHD フォーマットのファイルは、yyyymmddhhmmss.m2ts になっているようです。

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(※4)

ビデオカメラから iMovie に取り込みをおこなうと、内部では AIC(Apple InterMediate Codec) (拡張子 .mov)というファイルに変換されるそうです。
ビデオ編集をやりやすくするために時間軸圧縮を行っていないため、ファイルサイズが大きくなるようです。
Final Cut Pro 5: HDV および Apple Intermediate Codec について

iMovieのヘルプによると、
「最大」 40GB/時間
「大」 13GB/時間
らしいので、ビットレートに換算すると、それぞれ91Mbps、30Mbpsくらいでしょうか。うーん。

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(※5)

まとめると、今回の設定の場合、
.m2ts(AVCHD) → .mov(AIC) → .m4v(MPEG-4)
と変換した際のデータサイズは、それぞれ1時間の映像の場合、およそ
7.47GB → 13GB → 1.76GB
となるはずです。

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