2009年12月26日土曜日

世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント



タイトルに「世界一わかりやすい」とあったので、初心者向けに内容を簡略化した本なのかな、と思っていましたが、なかなかどうして、実際は非常に内容の濃い本でした。読み終わるのに1ヶ月かかった。

PMBOK の 9つの知識エリア、
(1)スコープ
(2)時間
(3)コスト
(4)品質
(5)人的資源
(6)コミュニケーション
(7)リスク
(8)調達
(9)統合管理
が(章立ては違いますが)きちんと包含されていて、これ1冊で PMBOK の内容を理解することができますし、
加えて、仮想的なプロジェクト(オールスター・ケーブル社という仮想会社が登場します)の実例にあわせて説明がなされるので、具体的でわかりやすいです。
ここの知識を自分のプロジェクトにどう適用したらよいか、自分のプロジェクトのどこが間違っていたかがよくわかると思います。

面白かったのは、プロジェクト計画フェーズの説明に、本のおよそ1/3、約150ページを割いている、というところ。プロジェクトを開始する前の準備がいかに大切かがよくわかります。

おすすめ。
プロジェクトマネージャだけじゃなくて、普通に組織で仕事している人はみんな役にたつんじゃないかと思います。

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