2008年7月2日水曜日

ウィキメディア財団理事選挙(コンドルセの方法)

wikipedia を見ていたら、最上部に
「ウィキメディア財団理事選挙の開票結果が発表されています。」
とあって、これは何だろうと見てみました。

リンクはこちら。
Board elections/2008/Results/ja - Meta

15名の候補者は誰一人存じ上げませんので、投票結果には何の感慨もないのですが、
興味を持ったのは投票方法です。

どうやら、
・投票者は、15名の候補者から2名を選び、その2名のうちどちらが役にふさわしいかを投票する。
・集計の結果、「他の候補者に対して選好された回数」が多い候補者を当選者とする。
というやり方のようなのです。

# 後で調べてみたら、この方法を「コンドルセの方法」と呼ぶらしいです。

日本の一般的な選挙のように、単に得票数の多い人が当選するわけではなく、他の候補者との比較によって、当選者を決めることができます。
例えば、「当選させたくない」候補者がいる場合、その候補者を他の候補者と比較して、他の候補者に「勝ち」票を入れることで、結果的にその候補者を落選させるという意志を働かせることができます。

候補名を連呼してとにかく知名度を上げることに終始する現在の選挙には、常々不満を持っていました。
日本の選挙でもこういうやり方は導入できないものでしょうか?

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