2011年10月2日日曜日

Evernote本2冊

Evernote自体は、3年くらい前に無料アカウントを取得してそれなりに使っていたのですが、
・DropBoxとの使い分けがいまいちよくわからなかった
・クライアントアプリのデキがいまいち(なんでタブを勝手にスペース5つに変換しちゃうんだろう…)
などの理由で、あまり真剣には使っていませんでした。

最近仕事が変わり、アイデアをまとめたり新しい企画を考えたりする仕事が増えたこともあり、いわゆる「知的生産」のツールとして活用しようと奮闘中です。

まずは活用法の整理をしようと、めぼしい本を買ってみました。
Evernote本はたくさん出ていますが、あまりに初歩的な内容が含まれているものは避け、中上級者向けの活用方法がしっかり書かれていそうな以下の2冊を購入。

[1] できるポケット+ Evernote活用編


全158ページ。2~3時間くらいで読めると思います。Evernoteの役に立つ使い方・面白い使い方が「レシピ」という形で80個ほど書かれています。
Evernoteに関しては、具体的な操作手順はWebで解答が得られることがほとんどなので、この本のようにEvernoteの使い方そのものよりも「何に使うと便利か」という着想が書かれている方が価値があると思います。
(逆に言えば、この本のポイントは「今まで知らなかった使い道に気がつくこと」なので、目次を立ち読みしちゃえば十分のような気もするのですが)

個人的には「幼稚園や学校のプリントを両親で共有」「FeedBurnerとの連携」辺りが新しかったです。

ちなみに、本を買うと書籍の内容をすべて収録した pdf がダウンロードできるので、ダウンロードして Evernote につっこんでおくと良いと思います。

[2] EVERNOTE「超」知的生産術


こっちは濃い。全319ページ。読み終わるのに2週間くらいかかりました。
一度読んで終わり、ではなくて、定期的に読み返したいと思う本です。

Evernoteの使い方というよりは、
・GTDについて
・書き留めるべき「着想」は、「!(ひらめき・思いつき)」と「?(疑問・問題点・不満)」の2種類である
・知識の引き出しを別々にしているとアイデアの創出を阻害する
・ゆるやかな分類が新しいアイデアを生む
・状況にあわせてタスクフォースを編成することが大切
・知的生産のモチベーションを維持する方法について
など、知的生産そのものを加速するにはどうしたらよいかという考え方が先にあり、それらを実現するためにはどう Evernote を使えば良いか、という順番で書かれています。

また、外部ツールとして、Googleアラート、メディアマーカー、Evernote sticky、MindMeister、Cacoo、Nozbe、Remember The Milk、あたりにも触れられていて役に立ちました。

時間がたっても古くならない内容が多いと思いますので、日々時間のあるときに読み返しながら少しずつ実践していくのが良いと思いました。

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